日が長い夏のロンドン。太陽の恵みを受けて、ウエストウッドスタジオの屋上には、夏になるとたくさんの野菜や果物が実をつけます。べジタリアンで知られるヴィヴィアンは、実ったばかりのそれらを摘み、スタジオのキッチンで昼食のサラダを用意します。
一般的にはセレブとして知られているヴィヴィアンですが、実は生活はとても質素で毎日自炊をしています。
ヴィヴィアンがオーガニックの野菜を好んで食べるのには、健康上の理由だけでなく、地球規模で考えなければならない経済的な理由もあるからなのです。
人は貧し過ぎてオーガニックの物を食べることができないという意見に、ヴィヴィアンは「食べる量を減らしなさい」と答えたことがあります。
彼女の理論はこうです。
時間を割いて探してみれば、ジャンクフードに使うのと同じくらい安い金額でオーガニック食品を見つけることができる、そしてジャンクフードを食べる量を減らせば、体はそれに対応することができる、野菜は簡単に消化される。出来合いの食べ物に頼るのではなく、自分で自分の食事を用意すること。また、農薬や除草剤が撒かれていない、手のかけられた豊かな土壌で育った野菜を買うことは、それらを一生懸命育てた農家の人たちを支えることにもなる、ということです。
ヴィヴィアン手書きのコールスロー、ウォルドーフサラダ、ワカモレやドレッシングのレシピをご覧ください。自分でサラダのドレッシングを作るだけでも、毎日の食事に大きな変化が訪れるとヴィヴィアンは言います。