このブログを読んでいらっしゃる方の中には、今年初めの記事、マルハナバチの女王の冒険的な旅と、その巣での生活についてフォーカスを置いたBumblebee queens and the quest for conservationを読んだ方もいらっしゃると思います。今回の記事は、女王蜂の労働力であるその娘たちに敬意を払い、彼女たちの巣が、ポテンシャルを持って成長するために守り続ける、その無心で、勤勉な姉妹たちに焦点を当てていきたいと思います。
少量の花粉と蜜のために、この素晴らしい働き蜂は文字どおり自分を死に至らしめるまで働きます(大人の働き蜂の平均寿命は2-3週間です)。働き蜂の中には、巣の中で若い蜂に餌をやったり培養したり、清掃したり、死んだ蜂を動かしたり、捕食者から護衛する活動をするものもいます。それらの多くは夜通し働き続け、巣の中が最適温度である32度を保つために飛び続けます。暑い日には、彼らにはエアコンのような役割も課されています。巣の中が暑くなり過ぎないよう羽を使って涼しい風を巣の中に送り込むのです。
巣の外で働くものたちは、食料を調達する蜂になります。勇敢にも夜明けから暗くなるまで花を探して大きな広い世界へ飛び出し、注意深く花粉や蜜を集めては、巣へとそれらを持ち帰って来ます。私欲もなく、根気強く仕事をします。その仕事は人には知られていませんが、自分たちの家族に食料を与えるだけではありません。彼らの仕事のおかげで、何千という植物がもう一度花を咲かせることができるのです。これら植物の形が、全エコシステムのベースとなっており、私たち人間を含むあらゆる種の生活型のために、食料やシェルターを与えているのです!
彼らのすることには本当に感謝です、マルハナバチや送粉動物たちがストライキをすると想像してみて下さい。
マルハナバチのストライキが私たちにどのような影響を及ぼすかよく考えることができるのではないでしょうか?送粉動物なしに私たちの日常生活にどのような障害があるか予測できますか?それから私たちが口にするものの3分の1が突然スーパーマーケットで手に入らなくなる、もしくは良くて4倍の価格で売られるかです。そしてそれら全ては栄養価の高い食べ物です。トマトや豆類、りんごやナシ、イチゴにブルーベリーにラズベリー、ブラックベリーにチェリーにキウイフルーツ、プラムにアーモンドにカシューナッツ、アボカド、名前を挙げたらきりがありません。そしてそれから何十万種の野生の植物が再生産するのにもがくことになります(8割は動物の送粉に頼っているのです)、私たちの住むこの世界は色のない、住むことのできない場所になります。
私たち人間は緊急事態だと認識し、送粉動物と話をし、これから先のストライキをどうやったら回避できるか解決策を出さなければなりません。彼らの要求は何でしょうか?もっとたくさん花が欲しいと彼らが要求するのは疑いもないことです。殺虫剤の使用を減らすことは、彼らの仕事の条件を改善するのに絶対必要でしょう。気候変動の問題を片付けるのも必要でしょう。
残念なことに、このようなマルハナバチのストライキについて想像するのは考えすぎということでもなさそうなのです。研究によると、過去50年間で、野生の蜂や送粉動物の数が減っていることが分かりました。それらの中には驚くほどに減っているものもいます。また、絶滅したものもいるのです。
ただし、幸いにもまだ手遅れではないのです。私たち人間一人一人が、私たちみんなが頼りにしているフレンドリーな虫のために「私たちに何ができますか?」という言葉を口に出してみると想像して下さい。
ザ・バンブルビー・コンサヴェーション・トラストは、マルハナバチのための労働組合のようなものです。私たちにとって最も貴重で忠誠心のある公務員であるマルハナバチの労働条件を改善するために、意見を口に出しているのです。彼らなしでは作物畑は劇的に減り、食物の値段はつり上り、多くの人たちが栄養失調に苦しむのは疑いもないことでしょう。マルハナバチや他の送粉動物はそれほど重要なのです。
ビー・ザ・レボリューションについてもっと知りたい方は、www.bumblebeeconservation.orgを訪れて下さい。
※原文の意図や雰囲気を残すため、あえて直訳に近い表現を残してます。