‘NINSDOL’という言葉が初めて登場したのは、AW2005/6 ‘ Propaganda’ コレクションで、「Nationalist Idolatry(国家主義者の盲目的崇拝)」 「Non Stop Distraction(止まらない破壊)」 「Organised Lying(組織化された嘘)」の頭文字を取ったもので、あたかも薬の名前であるかのように想定して作られた言葉です。
‘生まれたその日から、あなたの無料の薬、Ninsdolが毎日’というキャッチフレーズが、その使用を促すことを目的に使われ、その使用が人々のマインドをコントロールし、人々は自分たちを支配する党派の、隠されたアジェンダに従おうとします。
イギリスの作家、オルダス・ハクスリー(彼の著書で最も有名な本は’素晴らしい新世界’です)は、これら3つの悪魔が近代のデモクラシーを脅かす核であると描写した人です。ヴィヴィアンはそれらはまさにプロパガンダの科学を明確に表したものだということに気づきました。頭文字と薬のオリジナルのアイディアは、ヴィヴィアンの知的な友人、ギャリー・ネスのアイディアでした。
これら3つの悪魔の中でも最も危険なのは「Non Stop Distraction(止まらない破壊)」です。人々がすること全てを奪い取ってしまいます。最近のことで言えば、ガジェットやファッションやゴシップ、人気があるのはたったの10分だけで、それから人々はそれらには既に飽きてしまい、次の物を探し始めるのです。そうすることは簡単なことです。人々はオリジナルの思考や創造力なんてものに関心がなく、他の人たちとは違う考えを持たないのですから。だから恐れや先入観に容易に操作されるのです。
‘ NINSDOL’を飲みなさい、馬鹿になっても、トラブルには巻き込まれないように。
※原文の意図や雰囲気を残すため、あえて直訳に近い表現を残してます。