ヴィヴィアン・ウエストウッドを代表するプリントと言えば、何といってもスクイグル柄のプリントではないでしょうか。この人気のスクイグルプリントが初めて登場したのは、1982年のパイレーツコレクションでした。
ガーメント作りに、左右非対称のカッティング法を初めて取り入れたそのコレクションで、スクイグルがそのガーメントにプリントされて出てきたのです。
スクイグル柄の由来は、ヴィヴィアンとマルコム・マクラーレンの友人であった、ファッションデザイナーのジャン・シャルル・ドゥ・カステルバジャックのスタジオで、二人が見つけた木のブロックの模様でした。何の変哲も無い木の模様を見た二人が、それをスクイグルのデザインに落とし込んだのです。
1982年以来、ブランドのアイコニックな模様として愛され続けるスクイグル。ドレスやコートのスタイルが特徴的なブランドは多く見られますが、このように長く人々から支持され続けるプリント柄があるというのは、何ともヴィヴィアン・ウエストウッドらしいのではないでしょうか。